原因不明の悪臭、調べてみたら理由はあれでした!

原因不明の悪臭、調べてみたら理由はあれでした!

家の臭いに悩まされている方は多くいらっしゃるかと思います。家全体が臭い、特定の部屋だけ臭い、部屋の特定の場所だけ臭い、特定の季節だけ臭い、などなど、臭う個所も様々ですが、「臭いがするのに、原因が分からない。どう解決すればよいのか」と頭を抱え込んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは「謎の臭い、調べてみたらこれが原因だった」という話を、具体的な事例を交えてご説明します。

エアコンを入れると異臭がする

東京都に暮らすAさんは、結婚したばかりの30歳の専業主婦です。2階建ての戸建てに、ご主人と2人で住んでいます。今年の6月に入ってから、家事をしている時に「家の1F全体のドブのような臭い」に気が付きました。土のような、泥のような臭いで、窓を開けて換気すると一時的に緩和されるのですが、また少しすると臭いってきます。ご主人に相談したのですが、鼻が敏感でないご主人は「僕はそんなに気にならないよ?」と、真剣に相談に乗ってくれません。困ったAさんは、色々と対策を取ってみました。

まずは、エアコンを掃除しました。フィルターを取り出して洗い、乾燥させてから戻しました。エアコンの羽根の部分もきちんとカビ取りをしました。しかし改善しません。

次に、お風呂についている通気口から、外の臭いが入ってくるのではないかと思い、近所の工務店に通気口をチェックしてもらいました。しかし、異常は確認されませんでした。

困ったAさんは、部屋中にアロマオイルのディフューザーを置くようにしました。日によっては緩和されるのですが、臭いが強い時はアロマの臭いとドブ臭いにおいが混ざり合って、さらにひどくなりました。

困り果てたAさんは、プロのハウスクリーニングに来てもらい、臭いの元を突き止めるよう依頼しました。家にやってきたハウスクリーニング業者は、水回りを確認し、家の外を確認した後で「これは梅雨の時期に特有の臭いです」と断言しました。Aさんの住む家は、すり鉢状になっている底に位置し、近くには川が流れているという湿気がたまりやすい場所です。家の敷地には土も多くありますが、梅雨の時期に雨が降って、土の臭いが舞い上がって、エアコンの室外機や通気口から家に入ってくることが分かりました。家自体を引っ越すわけにはいかないので、取ることができる対策は「原因を取り除く」ではなく「臭いを緩和する」対策になります。

強力な除湿器を買って、部屋の湿気をひたすら取るようにした結果、臭いはずいぶんと緩和されました。

風呂に悪臭がする

埼玉県に暮らすBさんの趣味は登山。日帰りのハイキングから、テントで宿泊しながら何日もかけて山を縦走するのも、どちらも好きです。月に最低2回は山に向かっています。そんなBさんは、風呂の臭いがおかしいことに気が付きました。排水管の臭いだけでなく、何か腐ったような臭いがするのです。

まず、Bさんは排水管掃除用の洗剤を近所のスーパーで買ってきました。1本300円ほどのものです。「がっちり掃除: 3目盛り」とあったので、3目盛り分を流し入れ、15分待ってから、水で流しました。「少し改善したような気がする」と思ったのもつかの間、翌日にはやはり臭くなっていました。

次にBさんが試したのは、プロ用という表記がある排水管掃除用の洗剤です。これは1本2,000円近くする洗剤で、かつ4回使用分の分量しか入っていないので、1回分が500円もします。洗剤の粉が舞い上がらないように注意しながら、風呂の排水溝に粉を入れて、少量の水で流して、翌日まで放置です。

翌日に、大量のぬるま湯で洗剤を流し切りました。臭いも残っていないようです。「よし、さすがプロ用。効果が違うな」と思ったのもつかの間、3日後には、元の臭いに戻っていました。

困り果てたBさんは、水回りのトラブルを解決する業者に電話しました。業者は、風呂と家の周囲の排水管などをチェックし、Bさんにいくつか質問をしたところ「山から帰ってきて、登山用具を風呂で洗っているということは、山でつけてきたごみや土が排水管にたまっているのではないか」という仮説を立てました。いわれてみれば、風呂の排水溝の水はけが悪くなったような気もします。値段は数万円台後半と高額でしたが、排水管の清掃を依頼したところ、排水管にたまった土、泥、落ち葉といったものが一気に排出されました。そして、水の流れも良くなり、臭いも解決しました。

家全体がカビ臭い

大阪府に住むCさんは、大学に入って一人暮らしをするに当たり、アメリカに長期赴任をしているおじさんのマンションを格安で使わせてもらうことにしました。おじさんは、年に1度か2度しか日本に戻らないので、長らく空き家状態だったマンションです。

Cさんが初めてマンションにやってきたとき、部屋がカビくさいような気がしました。確かに、梅雨の時期も窓を閉め切っていたわけですから、カビ臭いのも分かります。「きちんと換気すれば、そのうちカビ臭さもなくなるだろう」と当初は思っていました。しかし、2か月、3か月が過ぎてもカビ臭さは改善しないどころか、梅雨の時期にはカビ臭さがさらにひどくなりました。

これはおかしい、と思い、まず全室に湿度計を置き、湿度が高くなると除湿器を稼働させるようにしました。パワフルな除湿器を長時間回すと、除湿器内の水受け容器にはたっぷりの水がたまっています。「こうした努力を続けていけば、臭いも緩和されていくかな」と思いましたが、今一つ改善しません。除湿器を回している時は臭いが緩和されるのですが、除湿器も24時間つけっぱなしにすることもできません。

次にCさんが試したのは、「お部屋のカビを取るカビ対策グッズ」というものです。壁につけておくと、部屋のカビを防ぐというもので、これを10個かって全ての部屋に1個か2個設置するようにしました。このグッズは芳香剤成分も含まれているので、ラベンダーの香りがして、少しはカビ臭を紛らわすことができるのですが、しかしカビ臭がなくなることはありませんでした。

困っているCさんはある日、部屋の中でも最も湿気がたまりやすい隅の壁紙が小さくはがれていることを確認しました。壁紙の裏を見ると黒いカビがびっしり!なんと、部屋の壁紙の裏にはびっしりとカビが生えていたのです。Cさんがその後、アメリカに住んでいるおじさんの承諾を得て、壁紙を総張り替えしたのは言うまでもありません。

さて、Aさん、Bさん、Cさんの話を見て頂きました。ケースはそれぞれ全く違うのですが、共通して言えることが2つあります。

ある状況で効果的だった方法が、別な状況で効果的とは限らない

Aさんは除湿器で問題の緩和に成功していますが、Cさんは除湿器を導入しても問題は改善しませんでした。このように、これまで効果的だった方法でも、状況が変わると役に立たないことが多くあります。「過去にはこのやり方で成功したから、もう少し試してみよう」と長期間試しても改善しないことが多いので、1, 2週間試して効果がない場合は別な方法を取ってみることをおすすめします。

プロの意見を聞く

AさんとBさんは、プロの力を借りて問題を解決しています。プロの力を借りるのはお金がかかり、また部屋を片付けないと、など考えて躊躇してしまう方も多いと思います。ただ、「良いアイデアがない状態でひたすら同じことを試す」「効果があるかないか分からない商品を購入して片っ端から試す」のに比べると、問題解決は早く、お金もかからない場合が多いです。もっと気軽にプロに意見を求めてみましょう。ちなみ清掃業者の多くが強力な脱臭機や急速空気清浄機などを利用していることはいうまでもありません。

皆さまの悪臭問題が、早期に解決することを祈っております!

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