自分のにおいに慣れてしまう鼻

自分のにおいに慣れてしまう鼻

人間の五感のなかでも嗅覚はにおいによって、ものや状況などを判断します。この場所が安全であるかどうか、また食べ物は腐っていないかなど状況判断に使われるほかにも、夏のにおいや雨のにおいなど季節や天候の変化にも敏感に反応します。

くさいにおいには不快感があらわれ、コーヒーの香りをかぐとリラックスできるといった心理的な作用まで、においは私たちの生活にさまざまな影響を与えています。

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そんないろいろなものをかぎ分けてくれる鼻ですが、人間には環境に適応する能力があり、ずっと同じにおいをかいでいると、においに慣れてしまうこともあります。するとくさいにおいでも自分の鼻では感じることができなくなり、自分では気づかなくても周りには不快なにおいを感じさせていることもあるのです。

この周りの人間と自分の嗅覚のギャップにより、体臭を気にする方や、口臭を気にするなどの悩みを生んでいます。汗などの体臭や、口臭などを自分ではあまり感じられないのは、自分の中から発せられるにおいであるため、鼻が慣れてしまっていると考えられています。自宅で犬の飼っているひともそうですが、自分ではにおわないと思っていても、他人には感じるにおいがあります。

しかしそれを気にしすぎると、においに対して疑心暗鬼になってしまい自分では気づいていないだけで周りのひとは気を使っていたり、迷惑しているのではないかと感じてしまうこともあります。

体臭や口臭など自分で発するにおいは自分で感じることが難しいため、精神的に参ってしまうひともいます。とくに日本人はあまりはっきりとものを言わず、察することや空気を読むことを美徳としているので、においが気になっている方もはっきりと聞くことができず、ひとりで悩みんでしまう方も多くいます。においは確かに重要な情報ではありますが、五感のうちのひとつにすぎず、あまりとらわれ過ぎるのもよくないように感じています。ひとは視覚から最も多くの情報を得ているといわれています。

体臭や口臭のケアをしっかりとやれば、あとは身だしなみや清潔感で補うこともできるのではと個人的には思っています。体臭や口臭はどこまでケアしても、自分では感じることができないためゴールが見えませんが、身だしなみなどの外見的なことであれば自分でも確認ができ、悪いところは確実にチェックできます。

自分のにおいにとらわれている方は、そちらにばかり気がいきがちで悩みが尽きないことがありますが、別の角度からアプローチすることで気分も変わり、問題解決のいとぐちが見つかるかもしれません。

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